CASE STUDY導入実績

日本事務器健康保険組合 様

大切な社員が倒れるのを防ぐには、本当に必要な人にピンポイントで届けられるサービスが必要だと感じました。

プロフィール

日本事務器健康保険組合様プロフィール
事業所数:5事業所
被保険者数:1,170人(男性920人 女性250人)
被扶養者数:1,070人
扶養率:0.91

お話を伺った方

お話を伺った方
日本事務器健康保険組合 理事長   田中啓一 様
日本事務器健康保険組合 常務理事 笠原冨美子 様
日本事務器健康保険組合 事務長   佐藤裕一 様
日本事務器健康保険組合       藤木健介 様
日本事務器健康保険組合       黒田侑里 様

日本事務器健康保険組合について

はじめに、日本事務器健康保険組合様の業界ならびに加入者の特徴を教えてください。

当組合の設立事業所のうち、母体となる事業所の日本事務器株式会社は、日本全国ならびにグローバル(シンガポール)含め41拠点あり、主な職種としては営業・エンジニア・カスタマーサポート・アドミスタッフがおります。民間・医療・公共団体など幅広い業種・業務のお客様に対して最適なITソリューションを提供しており、IT化により経営革新や業務改善を実現するための各種コンサルテーションから、システム設計・構築、導入後の運用・保守に至るまで一貫して、あらゆるフェーズでのサポートを提供しています。

加入者の状況としては内勤者が多く、勤務中座っている時間が多くなってしまうという特徴があります。そのため、社員の4割が肥満と診断されております。さらに、血糖値の高い社員が他組合よりも多いという結果が出ており、会社に入ってから体重が増えているという傾向があると考えられます。

一部ではありますが、交代勤務者もいるので不規則な勤務形態になってしまう場合もあります。

また、各事業所の地域が分散しているので、たとえば、健康に不安のある社員を一箇所に集めて指導するといった取り組みも難しい状況です。

導入までの経緯

PREVENTのサービスを知ったキッカケを教えてください。

大きなきっかけとしては2016年に納付金が非常に上がってしまったことですね。数名の高額医療が発生した結果、納付金に大きな影響が出てしまいました。高額医療費の内訳をみてみると脳血管疾患、虚血性心疾患および白血病などの病気で、白血病の予防は難しい部分だと思いますが、脳血管疾患や虚血性心疾患、その他の生活習慣病由来の疾病は確実に予兆があり、防ぐことができるものに違いないので、これはなんとかしなければと思いました。また、こういった疾患は医療費の面もそうですが、大切な社員が倒れてしまうことは会社として大きな損失ですし、後遺症もあるのでご家族としても大変ですから、何としても食い止めたいという思いを持っていました。ちょうど、その時期に特定保健指導を委託していた企業に相談したところ、PREVENT代表の萩原さんを紹介してもらったことをきっかけにPREVENTの重症化予防事業を知りました。

サービスを決める際、他の重症化予防事業との比較はしましたか?

PREVENTのサービスを導入する前にも糖尿病性腎症の透析移行を防ぐため重症化予防に取り組んではいましたが、この時は対面での面談から電話指導を行うという流れだったことが原因で参加率が上がりませんでした。しかし、PREVENTのサービスは、生活習慣病の重症化予防はもちろんですが、虚血性心疾患や脳血管疾患の再発率についてのお話も当組合の状況と重なる部分が多く、とても納得できました。一病息災のキャッチコピーにもありますが、全く病気を患っていない方よりも、すでに服薬しておりリスクが高い方をピンポイントでしっかり管理することの意義をとても強く感じたためです。なかなかそのようなお話を聞いたことはなかったので。最初は予算の関係もあり、小規模からのスタートでしたが、少しずつでも取り組まなければと思い導入を決めました。

PREVENTの重症化予防支援は完全オンラインでの事業になりますが、ハードルはありませんでしたか?

逆に、対面指導で実施する場合は会議室をセッティングできる一部の事業所しか実施できなかったり、各職場で会議室なども抑えてもらっていたが来てもらえなかったという経緯もあり、場所を問わずに実施できる完全オンラインでの事業の方が運用しやすいと感じました。IT企業ということもあり、オンラインサービスに必要な機器設定や操作に関するハードルはなかったです。

サービスのご利用、運用状況

PREVENTのサービスをどのようにご利用していますか?

導入当初は当組合で対象者抽出を行い重症化予防事業(以下、Mystar)に参加してもらう、という流れでしたが、2019年度からは対象者抽出(医療データ解析事業、以下、Myscope)も依頼しています。

Myscopeを依頼しようと思った理由はなんでしょうか?

組合内に医療職がいないので、本当に危ない人が誰かを把握することができない状況でした。Myscopeで解析をしてもらうと、予算が限られる中で誰に注力して重症化予防事業を進めていけばよいかを専門家の目で可視化することができました。Mystarを全員に受けてもらうことは難しいので、本当に必要な人が誰なのかが見えて、その方にサービスを受けてもらえることに価値を感じています。

実際にMystarを利用し始めて、参加している方の体重など数値としての成果も出ており、手ごたえを感じています。また、Mystarの面談記録について個人ごとに書面でもらえるのがとても良いですね。いいことも悪いことも含めて詳しく記載してくれているので、次年度の対象者抽出の参考にできるのもよいなと感じています。面談の記録をみていると生活習慣病に関する相談だけでなく、職場のストレスに関するようなことまで相談していたこともあったみたいで、楽しくいろいろなお話をさせてもらっているようです。(笑)

また、対象者のなかには通院を中断している方もいましたが、Mystarを受けるためには主治医承諾書を取得する必要があるので受診再開の効果もありました。

今後の活用計画とサービスに対するご要望

今後PREVENTのサービスをどのようにご活用していく予定でしょうか?

導入初年度はしっかり指導してもらっているので、それを続けられるように支援していきたいと考えています。

弊社の製品・サービスに対するご要望はなにかございますか?

自分(健保担当者)がサービスを受けていないので、サービスの改善についてはユーザー様のアンケートなどを聞いて共有してもらえるとその後の参考にできます。また、当組合は人数が少ないのもあり、同業種の他組合を含めたアンケートの内容を含めて共有いただけるととても参考になります。

CONTACTご相談・お問い合わせ

PREVENTのサービスに興味のある事業会社様、健康保険組合様は、
お気軽にお問い合わせください。

ご相談はこちら